鬱な気分が長く続く病気

女性

鬱状態による主な症状

うつ病とは憂鬱な気分が長期的に続き、一向に気分が晴れない状態のことを言います。やる気が起きない、落ち込みがちになることは誰しも経験する精神的な不調です。ただの気分の落ち込みとうつ病の大きな違いが、気分が落ち込んでいる「期間」とされています。ちょっとした精神的な不調でしたら、3日もすれば次第に回復し、カラオケやスポーツなどでストレス発散すれば、すぐに気分も晴れます。しかしうつ病の場合は精神的な不調が一般的に「2週間以上」も続きます。また趣味や好きだったスポーツなどをいくら行っても、症状が一向に改善されないのが特徴と言えます。うつ病の症状は基本的に身体的な症状と精神的な症状に分けられます。身体的に現れる症状は、睡眠の異常や食欲の低下や増加など様々です。しかし内科でこれらの症状の原因を検査しても、うつ病に行き着くことが難しく、原因不明と診断されるケースが多いのです。身体的症状の一つの、睡眠の異常とはベッドへ入っても一向に眠れない、夜中に何度も起きてしまう、熟睡した気がしない等です。また主な身体的症状として食欲の変化も挙げられます。うつ病になると食欲がなくなる、食べる行為が億劫となることが殆どですが、中には過食となるケースもあります。過食となった場合、特に甘い物を欲して、一気に体重が増加する患者もいます。うつ病の身体的特徴はこれら以外にも、頭痛や倦怠感、便秘、多汗などが現れることがあります。これらの症状がありながらも、病院で原因不明の診断が出た場合は、うつ病の可能性も考慮し心療内科を受診してみましょう。

鬱状態の発症要因と予防法

うつ病の主な精神的症状が、抑うつ気分、思考力の低下、何事に対しても意欲が湧かない等です。抑うつ気分とは気分の落ち込みや精神的に不安定になることで、特に朝に多く見られる症状です。常に悲観的になり重度化すると、自殺欲求が芽生えてしまうこともあるので注意が必要です。次に思考力の低下とは、些細な決断が出来なくなったり、集中力の低下が目立ち、仕事や家事に支障をきたしてしまいます。そして意欲が湧かない状態とは、それまで好きだったはずの趣味やスポーツなどに無関心となってしまう状態です。さらには家族や友人との交流すら億劫になり、孤立してしまうこともあります。うつ病の発症の原因は現在明確にはされていません。確かなこととして、原因は一つではなく精神的ストレスや環境の変化、脳神経の異常などの要因が絡み合い発病すると考えられています。これらの中で、特に重要視しなければいけない発症要因が「過度の精神的ストレス」とされています。うつ病の特徴と言えるのが、失業や離婚と言った悲しい出来事に加えて、昇格や結婚・出産などの本来嬉しいはずの出来事も発症の要因となってしまうのです。これは大きな環境の変化に、心が対応しきれないことで過度のストレスになってしまう為と考えられています。さらに過度のストレスはうつ病の症状を悪化させる要因とされています。緊張しやすい人や完璧主義者、真面目で几帳面な人は特にストレスを感じやすい為、うつ病になりやすく重度化しやすいのです。うつ病の予防の為とは言え、自身のこれらの性格を変えることは非常に困難です。ストレスが溜まっていると感じたら、早期に専門医に相談し性格や考え方に対してのアドバイス、指導を受けることがうつ病の予防となります。